エンジニアの会社貢献は技術だけじゃない!新卒一年目が行った4つの施策紹介

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はじめに

 2020年にサムザップに入社した新卒Unityエンジニアの鈴木です。 今回、新卒一年目でもしっかりと組織を活気づかせることに寄与できたと思った内容についてお話しいたします。

 会社に貢献する方法は多くありますが、今回取り扱う「活気付かせること」は目に見えないながらも非常に大切な事柄です。例えば社員のモチベーションや繋がりをより良いものにする事や、新規に入社した人にも馴染みやすい空間を作る事など、会社として大きな利点があります。

 私は組織の文化に責任を持つVPoEという役職を目指している事もあり、元から組織の発展に寄与したいという想いが強くありました。ただ、新卒一年目ということで技術力では先輩社員にはなかなか及ばず、技術的な分野で活躍や貢献するのは少し難しい現実がありました。そこで私は技術以外の別のアプローチとして、社内向けのイベント・施策の運営を積極的に行いました。結果として、組織を活気づけさせることを評価いただき、社内で新人賞を獲得することができました。

 今回は私が実施した社内向けのイベント・施策から4つをご紹介いたします。

施策の紹介

 それでは、会社貢献について私が一年間で実際に行った4つの事例をご紹介いたします。

技術共有 ランチLT会

 まず最初に行った社内向けのイベント・施策は、弊社で以前より行っていたランチLTでした。

 弊社では毎週火曜日にエンジニアランチLT会という技術共有を目的とした社内イベントを開催しています。私は10月の初めにこのランチLT会のイベント運営を引継ぎ、主にリモートでのLT会運営を行っておりました。

 このランチLT会では技術共有と合わせて「発表のハードルを下げて気軽にLTをする」ということを目標として挙げており、非常にゆるいLT会となっております。コロナの影響でリモートワークになってからもZOOMを用いた形で開催しており、今現在も変わらずに定期開催し、社内の技術共有として一役買っております。

 運営としての私の仕事は、登壇者のスケジューリングと調整、登壇の宣伝告知と当日の司会を務めています。現在では先輩社員のサポートがありつつも、基本的には私一人で運営作業を行っています。また、今まではオフラインと同じような形式でリモートでのランチLTを行ってきましたが、リモートに対応したLT方法があるのではないかと考えており、現在課題や修正箇所をまとめて改修の準備を行っております。

 ランチLT会については、2020年11月時点での記事が掲載されておりますので、詳細はこちらをご覧ください。

tech.sumzap.co.jp

新卒宣伝 ポスター作成

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 入社から半年が経過し業務にも慣れてきた頃に新卒内である課題が提示されました。それは、コロナ渦でリモートになっていることもあり先輩社員との接点が少なくなってしまったために「例年と比べて新卒のことをあまり知ってもらえていない状態なのではないか」という課題でした。私たちのことを知ってもらえていないため、もしかするとチャンスを逃してしまっているかもしれない。そう考えた私たち新卒は、何らかの方法で社員にアピールしようと考えました。

 この課題を解決するために新卒内で何度も話し合いを行い、さまざまな方法を考えました。例えば新聞のようなペーパーの配布や朝会の司会などです。話し合いの末、私たちをアピールする手段として社内ポスターを掲示し、社員にまずは顔と名前、そして将来目標を知ってもらえるようにしました。また、このポスターの作成は新卒のデザイナーが担当してくれました。忙しい業務の中で時間を作ってくれたおかげで上に添付してあるような非常に良いものを作成してくれました!

 現在もポスターは社内に張り出されているため、このポスターのおかげで社員の方に新卒のことを認識してもらえている状態を作ることができ、まだ話したことがなかった社員の方からもお声がけをいただける状態を作ることができています。

社内研修 マネージャ研修運営

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私が社内施策の興味を持っていることを知っている上司の方からお誘いを受け、社内での全三回のエンジニア向けマネージャ研修会の運営を務めました。

内容としては講師の方のスケジューリングや研修会の告知、宣伝、当日の司会等々のの研修会のマネジメントでしたが、ランチLT会とは違った方向性のイベントであったため、同じように進めようとして多少失敗してしまうこともありつつ、全体を通して無事に研修を成功させることができました。

この研修運営は新卒ポスター等で周囲にアピールをしたおかげで、施策運営に興味があることが知れ渡っており、このようなお誘いが来たのだと考えております。このことで自分たちのことを周知する重要性を改めて理解しました。

企画提案 グロースチャレンジ

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グロースチャレンジ(以下グロチャレ)とは、新卒から経営陣へ企画を提案できる施策です。今回のテーマは「2021年度新卒以降の「育成」「獲得」のために「今やっておくべきこと」を提案してください」が設定されました。

グロチャレで経営陣に施策を提示するには現状の組織理解が大切です。 組織を理解していなければ課題を見つけることができず、課題解決の施策を提案することができないためです。 経営陣に提案する前にしっかりと現状の組織課題を見つけ出し、その課題をどの様に解決するのか、コストはどの程度か、スケジュール計画はどうなるのかについても深く考えることになりました。

グロチャレでは幾つかの施策案が可決され、後述するLoop運営も合わせて2021年4月より稼働をし始めます。

二年目以降の社内向けのイベント・施策

 二年目以降の施策についても着々と準備をしております。ここでは一例としてグロチャレで策定されたLoop運営についてご紹介をいたします。

若手育成 Loop運営

 Loopはグロチャレで決まった社内向けのイベント・施策の実行部隊の内の1つです。弊社では内定者の時点からアルバイトとして業務を行う方が多くおり、新卒1年目に加えて内定者の方を対象にした施策を行うことがあります。Loopはそれらの施策の運営を行う組織となっております。

 Loopは「若手でつくる若手のための強い組織」を作ることを目標に、若手が自ら組織作りをする文化作りと先輩社員が若手に期待している状態を作ることを目指す施策組織です。 運営内容としては、昨年に私たちが受けた一部の施策の実行推進を行います。また、実際の施策としては次の2021年度の新卒向けの研修施策や内定者への会社理解の手助けを行う施策などがあります。

 また、この施策は私たちが二年目の終わり際になると、一年目(新卒)に運営を引き継ぎ、現在の一年目が二年目になったタイミングでこのLoop施策の運営を任せることを予定しています。このように毎年二年目が一年目に自ら受けた施策の運営をループして行うことから、Loop施策という名称になっています。

 加えて弊社内では、「自分たちの組織は自分たちで作る」というVisionを掲げているため、このLoop施策の方向性と合致していることもあり、若手に組織を理解してもらいつつ、自ら会社を変えていけるような施策環境を用意できるように努めていきます。

まとめ

 今回は新卒がSumzapで一年間行った会社貢献についてご紹介しました。新卒一年目では多くの場合、技術的に会社に貢献できる機会は少ないと思います。ですが技術力が直接関係のない部分ではしっかりと会社に貢献を行うことができます。

 今自分に出来ることを探し、改めてどのように会社に貢献するのかを考えてみる事で、自分の会社をより良くすることが出来るのではないでしょうか。

所感

 私が社内施策活動を通したより良い組織文化作りに興味を持っている事もあり、新卒一年目は非常に充実した一年となりました。二年目では業務でも社内施策でもさらに大きなことを行っていきたいと考えており、さまざまな構想を練っています。

 ぜひこの記事を読んでくださっている皆様にも、自分に今何ができるのか、会社を成長させるためにはどうすればいいのかを業務とのバランスを見て挑戦してもらえればと思います。私も弊社をより良くするために励んでいく所存です。