サムザップのランチLT文化と、よりよいLT会のための取り組み

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はじめに

 サムザップでUnityエンジニアをしている2020年新卒入社の鈴木です。

 現在サムザップでは毎週火曜日にエンジニアランチLT会という社内イベントを開催しています。私は10月の初めにこのランチLT会のイベント運営を引継ぎ、10月現在次のランチLT会の準備をしています。 この記事では、サムザップの文化の一つであるランチLT会について紹介をしつつ、私が運営を引き継いでどのように変えていったのかについてお話したいと思います。

背景

 サムザップでは社内エンジニアで週に一度のペースでランチLT会を開催しています。コロナの影響によってフルリモートになった状態でもZOOMを使い継続して行われており、2020年9月現在までにランチLT会から約90を超えるスライドが生まれ、発表されてきました。

 このランチLT会では「発表のハードルを下げて気軽にLTをする」ということを挙げてこれまで運営されており、10月の頭に私が運営に参加したタイミングで現在のランチLT会をさらに良いものにしようと動き出しています。

サムザップのLT会とは

 サムザップのランチLT会は一年半前に社内の課題を解決する方法としてスタートしました。ランチLT会が発足される前は各々が場所や時間を押さえて不定期にLT発表を行っており、LT発表をする前準備の部分の手間を考えるとLT会を開催することのハードルが高くなっているという課題がありました。

 そこで「もっと低いハードルで気軽にLTをしてほしい」という思いからお昼休憩に開催されるLT会が発足しました。発足時から「週一回の定期開催」「一回につき二人の発表」「飲食可」という、今現在と大きく変わりない状態でした。お昼に食事をしながら聞くことができるので気軽に参加することができ、「LTってこんな感じなのか!自分もやってみよう!」と感じられる仕組みになっています。コロナの影響でリモートワークになってからもZOOMを用いた形で開催されており。今現在も変わらずに定期開催されています。

 私もこのランチLT会には何度も参加しており、セキュリティやVR、モーションキャプチャーのお話などをLTさせてもらいました。

 2020年10月現在のランチLTの概要は以下のようになっており、非常に緩いLT会となっています。

  • 毎週火曜日の決まった時間に開催

  • 一回のイベントにつき、LT15分質問5分のセットを2回

  • 飲食しながらの参加も可能

LT会におけるメリット

 ランチLT会を行って良かった事はいくつもありますが、その中から数点をここで上げていきます。

業務に直接関係のない技術に触れるきっかけになる

 通常、担当業務以外の技術について触ることは少ないと思います。そのような中でエンジニアLT会を開催していると、参加者は自分の知らない領域の技術について知ることや質問をして様々な技術に触れる事ができます。

リモート環境での雑談の場になっている

 サムザップではコロナの影響からリモートワークも導入しています。リモート環境下では出社時のように雑談を気軽にすることができず、コミュニケーション量が減ってしまいます。ですが、ランチLT会では合間合間の時間に雑談をすることができ、業務以外のコミュニケーションを行う事ができます。また、エンジニアの取り組みとして実施されているため、プロジェクトの枠組みを超えて普段関わりのない人とコミュニケーションを取ることができます。

良い発表の経験になる

 これは新卒の私にとって非常にありがたい事で、気軽に参加をする事ができるランチLT会は、人に物事を伝える練習にもなります。スライドの作り方や構成、話し方等々は発表に必要なスキルですが実践以外で覚える事は難しいです。しかし、ランチLT会ではこのような経験を得る事ができます。

これからのランチLT会

 現在のランチLT会は、私が運営に参加しランチLT会をさらに良くするため、幾つかの取り組みを実行に移している段階です。軸である「ハードルの低さ」からずれないようにしつつ、 より興味を持ってもらうためにも告知文を考えて定期的に流したり、発表メンバーが固定化していたことを改善するために、広く新規発表者を募集しています。実際に以下のような告知文を流しており、ランチLT会へ気軽に参加できるような文面を考えています。

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 この文面から親しみやすさが伝わったのか、非常に多くのスタンプをいただき、発表希望者も集まりました!

 また、発表者についても以前発表をしたことのある方々に連絡を取り、一人が大体二ヶ月に一度くらいの頻度で発表をお願いすることにしました。以前に発表したことのある方々は既にLT発表に対するハードルが比較的低く、ほとんどの方に快く引き受けていただき、新規発表者とあわせて13人の方が集まりました。事前の発表希望者以外でも発表する事ができる飛び入り発表枠を含めて、想定通り二ヶ月に一回程度の発表で運用する事ができる人数を確保することができました。

 最後に運営フローについてです。運営フローを今までものもから一新し、より明確にすることにしました。具体的には以下のフローで進める予定です。

  • 二週間前にLT発表者を確定
  • 一週間前の金曜日に発表者からタイトルと内容を教えてもらい、告知
  • LT会前日と当日に再度告知

 フローを明確にすることで運営、LT発表者、参加者共にスケジュールを共有することができ、円滑に進行するようにしました。

 現在ランチLT会の改修は始まったばかりであり、まだ新規でLT発表をしたいと考える人が少ない状態です。そのため今後も低いハードルで開催されるLT会を目指し、「ちょっとやってみようかな」という気軽な気持ちで参加できる雰囲気を作りつつ、新規参加者への声掛けを行っていく予定です。

まとめ

 サムザップにある文化の一つであるエンジニアランチLT会について紹介しました。このランチLT会によってコロナ下でもプロジェクト間で雑談でのコミュニケーションをとる事ができ、リモート環境での会社の雰囲気に良い影響を与えていました。

 さらにランチLT会を楽しんでもらえるように新しい取り組みを行い、LT発表者を増やす事ができました。

所感

 今回このランチLT会に対する取り組みを行うにあたって、周囲の方々から助力をいただく事ができました。この場を借りてお礼申し上げます。サムザップ内で分け隔てなく様々な事をさせてもらえたため、自分も伸び伸びと意見を出してこのランチLT会をより良いものにするために走り出す事ができました。

 今後は、始まったばかりの改修の中で安定したイベントにしつつ、様々な人が初めてのLT発表を経験できるように取り組んでいきます。