今後、弊社のエンジニアが目指すべき理想の状態と、その重要な要素をまとめた Sumzap Engineering Vision を作成しました。
今回は、Visionの実現に向けて、どのような取り組みを行っているのかを紹介したいと思います。
目次
はじめに
サムザップは、スマホゲームの企画・運営・配信を行っている会社です。
「戦国炎舞 -KIZNA-」、「この素晴らしい世界に祝福を!ファンタスティックデイズ」 ※1 などを運営しており、また、新規のアプリを複数開発しています。
※1 権利表記:©2019 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/映画このすば製作委員会 ©Sumzap, Inc.
複数のゲームアプリの開発・運用を経験する中で、弊社では各プロジェクトでのノウハウを他のプロジェクトにも共有することに力を入れてきました。
エンジニアとしても、担当しているプロジェクトの壁を越えてノウハウを共有できるよう、エンジニア全体で動くことを意識してきました。
そして、エンジニア全体で動くことができるようになってきた今、改めてこの動きを強化しようということで、Sumzap Engineering Vision を作成するに至りました。
Sumzap Engineering Vision は、弊社のエンジニアが目指すべき理想の状態を示したものです。
数年後のゴールとなるVisionを示すことで、ブレない共通認識を作り、エンジニア全体で組織を成長させることを狙っています。
Sumzap Engineering Vision
Sumzap Engineering Vision は「情熱のゲームづくり集団」です。
面白いゲームを作るためには、エンジニアの一人ひとりが情熱を持って働き、チームとしてゲームづくり集団になるべきだと考えています。
情熱のゲームづくり集団とは?
「情熱のゲームづくり集団」とはどのような集団なのか。
重要な要素を5つ定めました。
1.ゲームエンジニア
面白いゲームを作るためには、面白いゲームをたくさん遊ぶ必要があります。
仕様書通りに作って終わりではなく、たくさんゲームで遊び、自分で考え、話せて、動けるエンジニアをめざします。
事業やプロダクト、そしてそれを実現するための技術に情熱を持つ「ゲームエンジニア」。
2.チームサムザップ
面白いゲームは1人の力ではなく、みんなの力を合わせてこそ作れるものです。
プロジェクトや職種の壁を超え、チームでの技術やノウハウの共有を徹底します。
みんなの情熱がかけ算で広がっていく「チームサムザップ」。
3.オープンコミュニケーション
面白いゲームを作るためには、透明性が高く、誰もが能力を発揮できる組織である必要があります。
自身の取り組みや悩みを周囲に伝えることができ、また、周囲の取り組みや悩みを把握できる状態をめざします。
お互いに認め合い、助け合える「オープンコミュニケーション」なエンジニア組織へ。
4.積極的な発信
イベント登壇、技術記事の公開など、社外のコミュニティに積極的に参加します。
また、その成果を社内に共有し、エンジニア全体のレベルアップをめざします。
社内外への「積極的な発信」で魅力的なエンジニア組織へ。
5.自分たちの組織は自分たちで作る
面白いゲームを作るためには、モチベーション高く働ける環境である必要があります。
自分の働く環境は自分で作り、また、一緒に働く仲間も自分で集めます。
「自分たちの組織は自分たちで作る」ことで働きやすいエンジニア組織へ。
エンジニアボード
弊社には、プロジェクトを越えてエンジニアの課題を解決する組織として「エンジニアボード」があります。
エンジニアボードは、「技術」「組織 / 文化づくり」「採用 / 育成」の3つのカテゴリごとに責任を持つメンバーで構成され、中長期で弊社エンジニアを組織として成長させ Sumzap Engineering Vision の実現をめざしています。
取り組みの一部を紹介
先ほどの5つの要素に対し「技術」「組織 / 文化づくり」「採用 / 育成」の3つのカテゴリで戦略を立て、取り組みを進めています。
ここでは、その一部を紹介します。
要素 | カテゴリ | 取り組み |
---|---|---|
ゲームエンジニア | 技術 | 次世代のリードエンジニアを増やす取り組み |
ゲームエンジニア | 採用 / 育成 | カンファレンスや外部勉強会の推奨 |
チームサムザップ | 技術 | 2D表現における技術のナレッジ共有 |
チームサムザップ | 技術 | 各プロジェクトの使用技術等をまとめ、新規立ち上げ時に参考にできるようにする |
チームサムザップ | 採用 / 育成 | リーダー・トレーナー研修の必修化 |
オープンコミュニケーション | 組織 / 文化づくり | メンバーの取り組み内容や目標を全員が見れるようにする |
オープンコミュニケーション | 組織 / 文化づくり | マネージャー内で1on1のやり方、結果を共有する |
オープンコミュニケーション | 組織 / 文化づくり | Slackのエンジニア系チャンネルの見直し |
積極的な発信 | 組織 / 文化づくり | イベントへの登壇を強化、Sumzap TECH NIGHTの実施 |
積極的な発信 | 組織 / 文化づくり | Sumzap Engineering Blogの強化 |
積極的な発信 | 組織 / 文化づくり | 社内の各共有会でのエンジニア面での取り組み発信の強化 |
自分たちの組織は自分たちで作る | 組織 / 文化づくり | エンジニアボードへの意見フォームの設置 意見や回答の内容はパブリックに |
自分たちの組織は自分たちで作る | 採用 / 育成 | 新卒研修の強化 |
自分たちの組織は自分たちで作る | 採用 / 育成 | インターンシップ、内定者アルバイトの受け入れ強化 |
※社内限な取り組みも多いため、一部のみ公開しています。
最後に
今回は、弊社のエンジニアが目指すべき理想の状態 Sumzap Engineering Vision と実際の取り組みについて紹介しました。
弊社のエンジニア組織について、少しでも伝わっていれば嬉しいです。
各取り組みの進捗や成果等も、追々ブログで紹介できればと思っていますので、お楽しみに!